遊ぶように働く(1)
大学卒業後、パチンコ店従業員として働き始める。バブルの恩恵もなく、休みは月一ぐらい、お酒とたばこにまみれて気づけば30歳を超えていた。10年間の仕事で自分が習得したものは、不良客の排除と簿記の知識ぐらい。
嫌な仕事はストレスがたまるもので、普通の会社になろう!考え始めていた。しかし、2代目社長になったばかりでお金の本質が分かっていない。会社の体裁は整えるが、本人が何も知らないだから成長もない。
売上は急上昇するも借金が増え、浪費も増える。バブル崩壊後、銀行員に怒鳴られるような毎日。40代になるとそのツケが一気に回ってきた。厄年のころには心身もボロボロ、行き場を失っていた。